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女の子誕生

ようやく子供が産まれました。


親になると自分の子供の顔が可愛いか不細工かの判断ができなくなる人を何人も見たことがあるけど、僕は大丈夫でした。

一目見て完全にうちの子は、不細工な部類に入るなと、きちんとした判断を下せました。

愛情で可愛いのと、見た目が可愛いのは、まったく別の話で、自分の子供が産まれたからって、それまで持っていた自分の美意識を無視できる人の気持ちはわかりませんでした。


よその子供を見て可愛いと思ったことはないし、子供なんて大嫌いだと思っていたけど、自分の子供は特別で、見た目が可愛いとか不細工の問題じゃなくて、存在が可愛くて、1日ずっと見ていても飽きない。


無職の道を選んでいなかったら、このタイミングで子供が産まれることはなかったし、たぶんずっと夫婦二人で暮らしていったと思います。

もし違うタイミングで子供を産もうと決めたなら、もしかしたら男の子だったかもしれないし、退職が1ヶ月早かったり、遅かったりしても、別の子が産まれていたんだと思います。

今まで自分で選んできたことの全てが、この子に繋がっているんだと思うと、こんなに性格の合わない妻と結婚したことも、正しいことだった思えてしまいます。

子供の顔を見ていると、どこかで働いた方がいいのかな?なんて思ったりしてしまうけど、そんなことをしてしまったら、一生そこから抜け出せなくなると思います。

問題なのは、どこかの会社で働くことでしか、お金を稼げない事だと思います。

無職になってもうすぐ一年経つけど、生きて行く為の能力は、空き缶換金のスキルがついたのと、カニや貝が獲れるようになったのと、少し釣りが上手くなったぐらいです。

こんなに可愛い時期の子供とずっと一緒にいられるのは、無職の特権で働いている方が良い事なんてのは、お金が貰えるってことだけしかない。

無職に問題があるとしたら、お金のことだけ。



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